¥18,040
Margaret Kilgallen: that's where the beauty is
2021年、2nd. エデイション、200ページ、125カラー+20モノクロ図版、ハードカバー(スイス装) 英語
価格:16,400円+税
2001年に33歳で亡くなったアメリカのアーティスト、マーガレット・キルガレンの2019年の回顧展「That's where the beauty is」のカタログ。キルガレンはバリー・マッギー、クリス・ヨハンソン、クレア・ロハス、リゴ23らとともに、彼らの多くが生活し活動していたサンフランシスコのミッション地区にちなみ「ベイエリア・ミッション・スクール」と呼ばれる運動を展開しました。日本では2000年にバリー・マッギーとの2人展「DO DROP IN. NOT HERE, PLEASE」が開催され、翌年、渋谷を中心に開催されたグループ展「untitled 2001」にも参加しました。
没後最大規模の回顧展となった「That's where the beauty is」は、キルガレンのルーツをプリント・メイキング、民俗史やフォークロア、フェミニストの意思表明といった諸要素に見い出し、その作品群を時系列で紹介しています。キルガレンの作品は、人々がインスピレーションやエンパワーメントを見出すことができるのは、容易にアクセスできる物語や商業的なメインストリームの文化だけではないことに気づかせてくれます。社会の周縁で生活し働く人々の中にヒーローやヒロインを見い出し、伝統的なジェンダーの役割や階層に挑戦しています。インスタレーションや屋外で制作された作品の再構築を含む会場構成はバリー・マッギーが手がけました。
本書は2019年に発行された初版(赤い布貼りの表紙)が瞬く間にソールドアウトとなったのち、2021年に再版されたセカンド・エディション(第2版)。第2版は山吹色のクロス装丁となり、シュリンクされた表紙にはエド・テンプルトンが撮影した1999年のLAカウンティ美術館駐車場でのキルガレンの壁画制作の写真がペーストされています。