ED RUSCHA and the Great American West
244ページ、153カラー図版、ハードカバー　英語
価格：11,400円＋税

エド・ルシェ（アメリカ、1937年生まれ）のサンフランシスコ美術館での個展「エド・ルシェとグレート・アメリカン・ウェスト」展の図録。大いなる西部の風景とそのイメージを、象徴的、喚起的、そしてアイロニカルな描写によって探求した作品を紹介するもの。
ルシェの作品は、ハイウェイを走行する自動車から見たり体験したりするような、現代アメリカ西部のありふれたイメージに対する不変の魅力を描き出している。ガソリンスタンド、駐車場、ビルのファサード、ビルボード、電柱、サボテン、汚物で区切られた長い道路などなど。さらに、ルシェが用いる象徴的な言葉（HOLLYWOOD、STANDARD、RANCHO、RODEO）が、現代的な西部の感覚を呼び起こす。
このカタログでは、ルシェがキャリアを通じて取り組んでいるアメリカ西部というテーマを九つのセクションに分けて紹介。どこまでも広がる西部の水平的な風景から始まり、"The End "と題された言葉のイメージで終わる絵画まで、150点以上の図版でアーティストの芸術的試みをテーマ別に見ることができる。