雨宮庸介「まだ溶けてないほうの原稿展/Yosuke Amemiya: Manuscripts which has not melted yet」
会期:2025年2月3日(月)〜3月30日(日)
会場:ライトシード・ギャラリー(ワタリウム美術館B1)
協力:SNOW Contemporary
オン・サンデーズ&ライトシード・ギャラリーでは、現在ワタリウム美術館で個展「まだ溶けてないほうのワタリウム美術館」を開催中の雨宮庸介のドローイング展「まだ溶けてない方の原稿展」を開催いたします。
今回展示されるおよそ40点のドローイングは、雨宮の作品制作のイメージを生成するために必要不可欠な存在と言えるものです。最もよく知られる”溶けた林檎の彫刻”作品「Apple」や、今回のワタリウム美術館での展示のために制作されたVR作品などが生まれる契機と、それらが視覚的な形象へと至るイメージの発展のプロセスを描きとめた作品です。
出品作品の多くは2024〜25年の最新作となります。雨宮自身の言葉によれば「展示作品を構想するときに脳内に記述される『原稿』のようなもの」。ぜひこの機会にご覧ください。
本展に出品される作品は全て販売いたします。
<プロフィール>
雨宮庸介
Yosuke Amemiya
1975年茨城県生まれ。
2013年 アムステルダムのサンドベルグインステテュートにて修士課程を修了。その後ベルリンに拠点を移し10年ほど拠点にしていた欧州から2022年に帰国、現在山梨県在住。ドローイング、彫刻、パフォーマンスなど多岐にわたるメディウムによって作品を制作。リンゴや石や人間などのありふれたモチーフを扱いながら、超絶技巧や独自の話法などにより、いつのまにか違う位相に身をふれてしまう感覚や、認識のアクセルとブレーキを同時に踏み込むような体験を提供している。「Reborn-Art Festival 2021-22」「国東半島芸術祭」などの芸術祭、国内外の美術館での展覧会に多数参加。
<ライトシード・ギャラリーとは>
1991年、ワタリウム美術館初めての現代美術展「ライトシード」はスイスのキュレーター、ハラルド・ゼーマンを招聘しサイ・トゥウォンブリ、ヴォルフガンク・ライプ、ミシェル・ヴェルジューの3名の作品を展示し「光」を通じて世界とアートについて対話し交流しようと呼びかけました。光は超越的な物資としての側面と、人間精神のメタファーとしての側面を併せ持つ美術にとって最も普遍的で根源的な存在です。ワタリウム美術館がスタートするにあたってハラルド・ゼーマンが指し示した「精神のバミューダ・トライアングルであれ」という方向はいまもこの場所で息づいています。
Seedは種子、芽、起源、種である。
Seedなしでは生命はない。
Lightなしでは種子の発芽はない。
Lightなしではぬくもりもなく、
Lightなしでは生成も、精神もない。
Lightなしでは浸透してくる闇も、その闇の力を抑制したり、闇のファンタジーを浄化したりすることもない。
Lightなしでは絵画もない。
ライトシード・ギャラリーはその精神を受け継ぎ、光と光の生み出すものを探求することを目標として誕生しました。
- ギャラリー空間構成 -
階段右側に伸びる細長いスペースは、国内外の若手アーティストをはじめ、音楽や建築、デザインなど多様なジャンルにおいて興味深い活動を繰り広げている作家にフォーカスし企画展示、作品の販売を行います。
階段を下りた左側には<ヴューイング・ウォール>。この大きな壁面を生かし、アンディ・ウォーホル、ヨーゼフ・ボイスからキース・ヘリングまで、ワタリウム美術館のコレクション作品から選りすぐりの現代美術のマスターピースを展示します。
ライトシード・ギャラリーは神宮前の三角形の最深部、オン・サンデーズの小さな空間から世界をアートの光で満たしてゆきます。
<アクセス>
- 所在地
- 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-7-6
- TEL
- 03-3470-1424
- FAX
- 03-3478-0809
- 営業時間
- <営業時間>
オン・サンデーズ&ライトシード・ギャラリー 営業時間11:00~20:00
- 定休日
- 無休
- Email
- onsundays@watarium.co.jp