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バリー・マッギー新作版画展:COLOUR & RECYCLED
10月17日(金)〜 2026年2月8日(日)
オン・サンデーズ&ライトシード・ギャラリー


10月17日からワタリウム美術館で開催されるサンパウロの双子のアーティスト、オスジェメオスと、サンフランシスコのバリー・マッギーによる初の共同展「OSGEMEOS + Barry McGee: One More」は、1990年代初頭から交流を持ち、深い繋がりを維持してきた二組のアーティストの関係性を根底に備えたある種の”家族”的な親密さを見せてくれる展覧会です。
この展覧会に併せて地下1階のオン・サンデーズ&ライトシード・ギャラリーでは2025年6月にコペンハーゲンで行われたバリー・マッギーの個展の際に制作されたシルクスクリーン版画の展示・販売を行います。

これらの新しいプリントは、マッギーが30年以上にわたり製作してきたzineなどの自費出版物の膨大なアーカイブから発掘されたアクションフォトをもとに、手描きのキャラクター、テキスト、写真を即興的にコラージュした全10点のシルクスクリーン版画シリーズです。 ここ数年のマッギーの作品では、人物や具象的な形はほとんど示されず、抽象的なパターンが前面に提示されてきましたが、今回のシルクスクリーンによる限定版のプリントは、アーティストが自身の原点に立ち帰りながらも、新たなキャラクターや人物像をオーバーレイで配置し「版画」というメディアを用いた新たな展開を見せるものです。 くすんだ色調の再生紙を使うことで、鮮烈な色で手刷りされたイメージが際立つ「リサイクル・シリーズ」5作品(Edition of 50)。着色されたフェドリゴーニ・マテリカ紙を使用し、用紙の地色と刷り色の組み合わせを追求した「カラー・シリーズ」が5作品(Edition of 27)。各作品には作家の署名と作品番号が付されます。

<ライトシード・ギャラリーとは>
1991年、ワタリウム美術館初めての現代美術展「ライトシード」はスイスのキュレーター、ハラルド・ゼーマンを招聘しサイ・トゥウォンブリ、ヴォルフガンク・ライプ、ミシェル・ヴェルジューの3名の作品を展示し「光」を通じて世界とアートについて対話し交流しようと呼びかけました。光は超越的な物資としての側面と、人間精神のメタファーとしての側面を併せ持つ美術にとって最も普遍的で根源的な存在です。ワタリウム美術館がスタートするにあたってハラルド・ゼーマンが指し示した「精神のバミューダ・トライアングルであれ」という方向はいまもこの場所で息づいています。

Seedは種子、芽、起源、種である。
Seedなしでは生命はない。
Lightなしでは種子の発芽はない。
Lightなしではぬくもりもなく、
Lightなしでは生成も、精神もない。
Lightなしでは浸透してくる闇も、その闇の力を抑制したり、闇のファンタジーを浄化したりすることもない。
Lightなしでは絵画もない。

ライトシード・ギャラリーはその精神を受け継ぎ、光と光の生み出すものを探求することを目標として誕生しました。

- ギャラリー空間構成 -
階段右側に伸びる細長いスペースは、国内外の若手アーティストをはじめ、音楽や建築、デザインなど多様なジャンルにおいて興味深い活動を繰り広げている作家にフォーカスし企画展示、作品の販売を行います。
階段を下りた左側には<ヴューイング・ウォール>。この大きな壁面を生かし、アンディ・ウォーホル、ヨーゼフ・ボイスからキース・ヘリングまで、ワタリウム美術館のコレクション作品から選りすぐりの現代美術のマスターピースを展示します。
ライトシード・ギャラリーは神宮前の三角形の最深部、オン・サンデーズの小さな空間から世界をアートの光で満たしてゆきます。

<アクセス>

所在地
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-7-6
TEL
03-3470-1424
FAX
03-3478-0809
営業時間
<営業時間> オン・サンデーズ&ライトシード・ギャラリー 営業時間11:00~20:00
定休日
無休
Email
[email protected]

<マップ>

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