ヨーゼフ・ボイス：アクション1963-1986 - DVDボックスセット
JOSEPH BEUYS: ACTIONS 1963-1986
仕様：カードボード・ボックスにDVD8枚（トータル10時間05分、NTSC+PALフォーマット）
・字幕：NTSC=英・独語／PAL=独語
・付属の出版物（パンフレット、520ページ、図版多数、コデックス装、英／独）
・付録：ZKM所蔵のヨーゼフ・ボイスの視聴覚メディアのインデックス（24ページ）
協力：ヨーゼフ・ボイス・エステート
価格：19,000円＋税

20世紀後半における美術の特異な成果として、メディア・アートとパフォーマンス・アートが挙げられます。なかでもドイツのアーティスト、ヨーゼフ・ボイスが行った数々の”アクション”は、その後のパフォーマティブな芸術表現に起こった「転換」の始まりを告げるものでした。ボイスは画家、彫刻家としての広範で革新的な作品群に加え、彫刻をアクションの形に変えた最初のアーティストであり、「社会彫刻」という概念によって「造形」の概念を物質から社会的行動へと拡張したのです。彼はアートのポジショニングを還元主義的なモダニズムから、私たちの生活世界全体へと解放しました。故に、ボイスのデモンストレーションは、しばしば破壊的で不穏で挑発的な性格を帯びることになりました。その多くはフィルムまたはビデオによって記録されてきましたが、著作権／版権の問題でこれまで視聴することが困難な状態に置かれていました。カールスルーエのZKMはヨーゼフ・ボイス・エステートと協力し4年以上にわたってヨーゼフ・ボイスの伝説的なアクションを録画したDVD版の制作に取り組んできました。

このDVDエディションは、これまで非常に困難、または全くアクセスできなかったフィルム・ドキュメントを時系列で見ることができる初めての機会を提供するもの。ボックス入りのこのセットには8枚のDVD、ボイスの個人的なコレクションから集められた記録資料（メモ、写真、ドローイング、楽譜）、フィルムには収められなかった「アクション」の写真で構成された書籍（520ページ）が付属しています。巻末にはZKMが所蔵するヨーゼフ・ボイスのオーディオビジュアル・メディアの索引も収録されています。