Joel Meyerowitz: Provincetown
160ページ、100カラー図版、ハードカバー　英語
価格10,500円＋税
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アメリカ合衆国マサチューセッツ州のケープ・コッド（コッド岬）の先端にあるニュー・イングランド様式の町並みを持つリゾート・タウン「プロヴィンス・タウン」。ヘンリー・デヴィッド・ソローの隠れた名著『コッド岬』の最終章でも描写された、3000名ほどの人口を持ち「ランズ・エンド」との別名でも呼ばれる港町である。この地には毎夏、都会のプレッシャーから逃れて多くの旅行者、アーティスト、作家、劇作家、俳優、詩人、外国人などが訪れる。 1970年代後半から80年代初頭にかけて、写真家ジョエル・マイロヴィッツはこの場所で夏を過ごし、プロヴィンスタウンの住人たちとそこを訪れた人々のポートレイトを撮影した。同じ著者による名作写真集『Cape Light』(1997年初版）から40年を経て出版された本書では、前回の主役たる静謐で伸びやかな自然風景が背景へと控えめにその座を譲り、ケープライトが照らし出す土地に暮らす、あるいは訪れる人々に主題を求めた1980年代の写真を中心に収録した。