Martha Cooper: TOKYO TATTOO 1970
72ページ、40カラー＋モノクロ写真、　ソフトカバー　英語
税込価格：4,950円

グラフィティにおける最重要写真集『Subway Art』の著者として知られるフォトグラファー、マーサ・クーパーが日本の刺青を捉えた写真集が復刻されました。1969年に東京を訪れたマーサ・クーパーはすぐに地元の刺青芸術に興味を持ち、伝統的な日本の刺青師、初代彫文（ほりぶん）の仕事の記録を始めました。彫文は、色付きの絵具に浸した棒にさまざまなサイズの針の束を縛り付けた伝統的な日本の手法、手彫りの刺青を施していました。彼のモチーフは、日本の伝統的な伝説に由来していました。本書の中でマーサ・クーパは刺青師の仕事の過程と完成したモチーフ、そしてその結果を、日本伝統の刺青技術に関するユニークで驚くべき物語として見せてくれます。

マーサ・クーパーは、1970年代から1980年代にかけてニューヨークのグラフィティやヒップホップ文化を記録したことで知られる、アメリカの写真ジャーナリスト、ストリートフォトグラファーです。人類学と写真を学んだクーパーは、ストリートアートからタトゥー文化まで、何十年にもわたって都市の創造性を撮影し続けてきました。彼女の写真は、さまざまな分野の人々にインスピレーションを与え続け、ビジュアル・ストーリーテリングのパイオニアとしてそのレガシーを確固たるものにしています。主な写真集に『Subway Art』（1984年）『Tag Town』（2007年）、『Tokyo Tattoo 1970』（2012年）、『Art in Transit』（2025年）など。