Bruce Weber: My Education
35.6 X 24.4cm、564ページ、500カラー／モノクロ図版、ハードカバー　英・仏・独語
税込価格：24,200円

現在プラハで開催されているブルース・ウェーバーの過去最大規模の回顧展「Bruce Weber My Education」に併せて出版された写真集。
ウェーバーの最も象徴的な作品に加え、これまで未公開のものや知られていない写真も数多く収録し、その作品世界を深く掘り下げています。本書は単純な年代順ではなく「ファミリー」、「創造性」、「身体性」、「ヒューマニズム」、「セクシュアリティ」といった重要な概念が、ウェーバーの生涯にわたる好奇心をどのように刺激してきたかを軸に構成されています。このアプローチにより、ウェーバー自身の写真の進化について他に類を見ない視点を提供しています。
またウェーバーのシグネチャーとも言えるファッション写真やポートレート、ヴォーグやGQ、ヴァニティ・フェアなどファッション誌に掲載された忘れがたい写真、希少なエディトリアル・ワークや、これまで未公開の報道写真も紹介されています。
しかし、この新刊のハイライトは同時代で最も影響力のある文化人や政治家たちを撮影した肖像写真のパートです。アンセルム・キーファーからキム・カーダシアン、ルイーズ・ブルジョワ、レオナルド・ディカプリオまで、親密なポートレートでもダイナミックなエディトリアル写真でも、被写体の本質を捉えるウェーバーの視線は、彼を同世代で最も尊敬されるイメージメーカーの一人に押し上げました。

この本は、単なる視覚的な旅以上のものです。コラボレーション、相互のインスピレーション、そして創造的な表現の追求という精神に対する個人的なオマージュです。チャールズ・ブコウスキー、ルパート・ブルック、ジョン・スタインベックなど、多くの作家による個人的な物語や文章が散りばめられたこの本は、ウェーバーの、写真と映画制作における独特で影響力のあるアプローチを形作った師匠、友人、協力者、そして影響を与えた人物たちを称賛しています。