¥11,330
ONO YOKO (Phaidon Contemporary Artists)
160ページ、200カラー図版、ソフトカバー 英語
税込価格:11,330円
1933年東京生まれのオノ・ヨーコは、現在活躍する最も重要なアーティストの一人である。70年にわたるキャリアの中で、彼女は絵画、ドローイング、言葉、音楽、パフォーマンス、映画など幅広いメディアを駆使して活動してきた。画期的なコンセプチュアル・アートの作品集であると同時にアーティスツ・ブックの嚆矢でもある『グレープフルーツ』(1964年)の著者として、また1960年代半ばのフルクサスとの初期の関わりでも広く知られているオノの作品は、世界平和のための彼女の継続的なキャンペーンと同様、何世代にもわたるアーティストたちに影響を与え続けている。この新刊は国際的に有名なビジュアルアーティスト、ミュージシャン、平和活動家のオノ・ヨーコに関する最新のモノグラフ。本書では時系列に沿ってオノの活動の発展をたどり、最も話題となった力強い(時にスキャンダルを引き起こしもした)作品やパフォーマンスを紹介する。その中には、観客にオノの衣服を切り取ってもらう「Cut Piece」(1964年)、「平和への嘆願書」として制作され上映禁止となった「Film No.4 (Bottoms)」(1966-67年)も含まれる。また2018年の森美術館での『カタストロフと美術のちから展』や昨年(2024年)ロンドンのテートモダンでの回顧展でも展示された、観客が関与することで変化する作品「Add Colour (Refugee Boat)」(1961年のコンセプトを発展させた作品)までを収録した決定版といえる一冊。