NEO RAUCH
160ページ、160カラー図版、ソフトカバー　英語
税込価格：11,770円

現代において最も影響力のある具象画家の一人であるドイツのアーティスト、ネオ・ラオホの決定版モノグラフが出版されました。
ネオ・ラオホは、1990年代初頭ベルリンの壁崩壊後に東ドイツから台頭したアーティスト集団「ライプツィヒ派」の主要な人物として知られています。東独時代に身につけた社会主義リアリズムとポップアート、そしてシュルレアリスム的なイメージの融合を特徴とする大型のペインティングで、2000年代に国際的な評価を得ています。鮮やかでケミカルな色調が特徴のラオホの何処か曖昧な風景には、その空間に結びついた疎外された人物が描き込まれ、歪んだノスタルジーと失敗したユートピアの神秘的な雰囲気が漂います。本書は1990年代以降のラオホのキャリアを網羅したモノグラフ。アーティストとの緊密な協力のもとに編集され、その作品とキャリアを紐解くエッセイやテキストを収録しています。