¥4,070
ドナルド・ジャッド(オクトーバー・ファイルズ)
Donald Judd(October Files)
214ページ、33モノクロ図版、ペーパーバック、英語
価格:3,700円+税
ドナルド・ジャッド(1928-1994)は、戦後最も影響力のあるアメリカ人アーティストの一人である。1960年代から、従来の絵画や彫刻のカテゴリーに抵抗することでモダニズムの中核となる考え方の多くに挑戦し、作品と著作の両面において芸術に関する新しい考えを打ち出した。ジャッドは自身の作品を “スペシフィック・オブジェ (特定の物体)”と表現した。批評家たちはそれを(ジャッドはそれを好まなかったが)ミニマリズムと呼んだ。本書は、ジャッドに関する批評的、学術的著作を集め、アーティストとして、また批評家としての彼の仕事を検証する。
ジャッドはそのキャリアの全時代に渡り、抽象化、現象学、政治的関与、労働、都市計画、自然保護などの問題を探求している。様々なアーティスト、建築家、美術史家、批評家、キュレーターによって書かれた本書は、ジャッドの幅広い分野や学問領域との関連性を明らかにし、彼を現代美術における極めて重要な人物として位置づけている。ロバート・スミッソンによるジャッドの初期作品についての考察、キュレーターのリン・クックによるジャッドの後期の作品についての文章、美術史家ロザリンド・クラウスによる2つのエッセイ、アーティストのメル・ボクナーによるジャッドの著作の評価などが含まれている。
<執筆者>
エリザベス・C・ベイカー、カール・ベヴァリッジ、メル・ボクナー、リン・クック、ロザリンド・クラウス、マイケル・メレディス、ジョシュア・シャノン、ロバート・スミッソン、アン・テムキン、ブライアン・ウォリス、他