¥11,550
DONALD JUDD WRITINGS by Donald Judd
1,056ページ、カラー+モノクロ図版、ソフトカバー 英語
Published by JUDD Foundation
税込価格:11,550円
2月15日からワタリウム美術館で開催される「ジャッド | マーファ展」に併せて地下ブックショップ、オン・サンデーズでは「ジャッド | アーカイブス」と題したブックフェアを開催します。
アメリカ人アーティスト、ドナルド・ジャッドの著作集。本書は、美術批評や展覧会レヴュー、芸術論などの世に知られたエッセイ群をはじめ、あまり広くは知られていない文章、これまで発表されてこなかった草稿、書簡など、作者が手がけてきた著作を包括的にまとめた一冊です。さらに、大学時代に著した未発表のエッセイや、未公開であった数百点ものノートの記録にも光を当てており、その記録は作者の執筆活動において重要な部分を成していると見做されています。
ジャッドの初期の執筆作は、主に依頼を受けて書かれた美術評論で構成されており、その多くが1960年代の美術批評を定義づけたとも言える明晰な切り口が特徴です。本書で初公開となるニューヨークのコロンビア大学学部生時代に執筆したエッセイには、後の著作が芽吹く前の種とも言える原型が垣間見え、読者はその批評のスタイルがいかにして発展したのかを辿ることができます。また初期の評論に続く著作群は、これまで限定された形で出版されることが多く、ほとんどが入手困難なものでした。これらの未発表ノートは、当時の政治に関するものから作者が最も敬愛した文学作品に至るまで、様々な主題に対するメモや印象を書き起こしたもの。このように密な形で記された考察を通じて、読者は作者の思考を見出すことができるでしょう。その時々の問いと絶えず対峙し、徹底的に考え抜き、視点を変え、現代の視覚芸術において作者が今なお圧倒的な存在感を放つ根拠として在る思考、その強度を示しています。
本書の編集は、キュレーターであり「ジャッド・ファウンデーション(Judd Foundation)」の共同代表であるフレイヴィン・ジャッド、財団のアーカイビストでありプログラム・ディレクターを務めていたケイトリン・マレーが担当しています。