¥16,500
Donald Judd: Artworks 1970-1994
284ページ、123カラー/モノクロ図版、ハードカバー 英語
序文:フレイヴィン・ジャッド
寄稿:ヨハンナ・フェイトマン、ルーシー・アイブス、ブランデン・W・ジョセフ、マルタ・クズマ、テッサリー・ラ・フォース、アナ・ラヴァット、ローレン・オイラー、ウェンディ・ペロン、マイケル・ストーン=リチャーズ、ミミ・トンプソン
価格:15,000円+税
戦後アメリカを代表するアーティスト、ドナルド・ジャッド(1928-1994)の作品は、ミニマル・アートを定義するものと認められています。ジャッドの作品は、1950年代以降のアメリカ美術における表現主義の圧倒的な存在に対して、色・形態・素材・空間を限界まで切り詰めた極度に簡素なスタイルで反抗を試みるものでした。哲学的な讒言に頼ることなく、物質的、物理的な「実存」を直接的に示す作品を制作することを意図したジャッドは、古典的な具象のイリュージョンを排し、明確で幾何学的な表現を終生貫きました。この新刊はジャッドの代表作を、多くの図版と新たに書き下ろされた様々な論考を交えて再定義しようと試みる一冊。本書に掲載された作品は、大規模なインスタレーションから自己充足的な単一ユニットまで多岐に渡ります。1986年に制作された、プライウッドの箱を壁に設置した最大かつ最も複雑なインスタレーションを筆頭に、その他スチール、プレキシガラス、銅、合板、アルミニウムなどの素材で制作された作品も数多く収録。2020年にニューヨーク近代美術館(MoMA)で開催されたジャッド大規模な回顧展の関連書籍として企画され2022年に刊行されました。