¥11,440
We Are in Open Circuits: Writings by Nam June Paik
464ページ、153カラー/モノクロ図版、ハードカバー
税込価格:11,440円
ナム・ジュン・パイクの全キャリアから集められた、その多くが絶版または未発表のエッセイ、プロジェクト計画、書簡などを集成した一冊。
ナム・ジュン・パイク(1932-2006)は、現代美術の歴史において極めて重要な人物である。間違いなく史上最も重要なビデオ・アーティストであり、最も影響力があり多作なアーティストでもあるパイクは、電子動画をアートのメディアへと変貌させた伝説的な革新者です。本書は友人との手紙のやりとり、演奏曲の作曲、テレビ番組のプロダクションノート、ビデオインスタレーションの企画書、エッセイや記事の執筆など、絶え間なく書き続けられたバイクによる文章をはじめて集大成したもの。新しい芸術的ツールの開発、ビデオやテレビの先駆的な仕事で知られるパイクは、思考を研ぎ澄ましアイデアを磨くために精力的に執筆を行いました。彼はタイプライターを使い、書くたびにバラバラになったり組み直されたりする文章を作り、詩的な文章と美的なオブジェをページ上に作り出しました。本書はパイクの著作を集めた初の大規模なコレクションで、未発表のテキストや絶版のテキストも多数含まれています。
スミソニアン・アメリカン・アート・ミュージアムのナム・ジュン・パイク・アーカイブと国際的な出版物からの資料をもとに、「グローバル・グルーヴとビデオ共通市場」を含む重要であるにも関わらず長く入手できなかったエッセイ、チェリスト、シャーロット・ムアマンとの創作パートナーシップや公共テレビの役割などに関する未発表文章、編纂物「Scrutable Chinese」のかなりの部分など彼の先駆的放送作品の詳しい計画も掲載されています。『Good Morining Mr.Orwell』(1984年)、『Bye Bye Kipling』(1986年)、『Wrap Around the World』(1988年)など、画期的な放送作品の詳細な計画も紹介されています。また、約150ページにわたってパイクのオリジナルのタイプや手書きのページが再現されており、読者はインスピレーションと作品制作のさまざまな段階における彼の文章を目にすることができます。