¥15,290
The Films of Andy Warhol Catalogue Raisonne 1963-1965
512ページ、75カラー+700モノクロ図版、ハードカバー(クロス装丁にモノクロプリント+ジャケット) 英語
13,900円+税
ウォーホルのスクリーン上の実験の謎を解明する決定的な一冊。1960年代、アンディ・ウォーホル(1928-1987)は、短いものから長いものまで、無音のものから音の出るものまで、脚本にもとづくものから即興の撮り下ろしまで、何百もの映画やビデオ作品を制作しました。このカタログ・レゾネは、2006年に出版された『アンディ・ウォーホルのスクリーンテスト』の第2巻と位置付けるべき出版物。1963年から1965年に制作された作品を中心に構成されています。各作品の詳細な情報に加えて、ウォーホルが影響を受けたもの、素材、作業方法、技術革新、撮影した人々との関わりまでが掲載されています。なかでも重要と目される100作品については、さらに詳細な要約と分析がなされています。膨大な数のスチール写真やドキュメンタリー写真も収録されました。ウォーホルのダイナミックで創造的なアプローチは映画製作というジャンルを再定義し、観客を惹きつけ、好意的に受け止められると同時に辛辣な批判も受けました。1970年、彼は自分の作品を14年間封印し一般公開や流通から遠ざけました。その間、評論家や観客は、伝聞や口述、批評などでしか作品の情報を得ることができませんでした。それ以来、作品の研究、保存、カタログ化が進められました。過去のアーカイブや展覧会の成果を踏まえて新たに編まれた本書は、ウォーホルが行った過激な映画の実験と、アーティストが映画というメディアを使うことの真の意味を明らかにしています。