¥8,140
The Farm at Black Mountain College
240ページ、86カラー+モノクロ図版、ペーパーバック 英語
税込価格:8,140円
ブラック・マウンテン・カレッジ(BMC)は、20世紀アメリカの創造的な異端児たちの揺籠であったと言われる。1933年の創立以来、ノース・カロライナの片田舎にあるこの小さなリベラル・アーツ・スクールは、アニ&ジョセフ・アルバース、ルース・アサワ、ジョン・ケージ、マース・カニングハム、ウィレム・デ・クーニング、バックミンスター・フラー、レイ・ジョンソン、チャールズ・オルソン、M.C.リチャーズなど、著名なアーティストやこれから有名になるであろう作家、先見性のある人々を惹きつけた。これらBMCの文化的著名人たちの活躍は、何度も何度も語り継がれてきた。
この新刊の登場人物は、しかし、それらの著名なアーティストたちではない。この本はブラック・マウンテン・カレッジの「農場」に焦点を当てることで、有名な教授陣や学生を通してBMCにアプローチするという一般的なパラダイムを回避し、代わりに学生、女性、農民を中心とした新たな登場人物を提供している。学内では学生、教員、教員の家族の間で、また地域社会では近隣の市や町の農家や組織と協力することの重要性にスポットライトを当てている。「農場」は、1930年代にキャンパス農場を設立し、1940年代にはより良い農場を建設し、1950年代にはそのすべてが崩壊する。反逆的な学生、教授陣、農民たちの姿を、綿密なリサーチを通して描き出す。本書は、これまでほとんど描かれることのなかったBMCの新たな登場人物たちに出会い、彼らの農業における冒険、楽観的なコミュニティ形成から物質不足への転落という終焉までの数十年、BMCで何が起こったのかを描いた物語である。