¥3,630
梅津庸一 クリスタルパレス:国立国際美術館公式図録
272ページ(うち163カラーページ)、ハードカバー 日/英語
巻末に梅津庸一年表(筒井宏樹・編)、主要文献目録(筒井宏樹、福元崇志・編)、出品作品リストを収録
税込価格:3,630円
美術家・梅津庸一(1982-)の、2000年代半ばより始まる仕事を総覧した展覧会「梅津庸一:クリスタリパレス」展の公式図録。油彩による裸の自画像、多彩な抽象ドローイング、映像、陶芸、版画など多様な作品を通じて梅津はこれまで、日本の美術(制度)史への愛憎半ばする批評的態度を表明してきました。また、その活動は作品制作だけにとどまらず、私塾「パープルーム予備校」の開設や、展覧会の企画、非営利ギャラリーの運営、テキストの執筆へと展開しています。彼の多種多様な活動を貫いているのは、「この国で美術家として生きることはいかにして可能なのか」という問いです。同展覧会は、そんな梅津からの問いかけを起点に、「人がものをつくる」という行為の可能性について根本から再考することを目指したもの。展覧会の開催と並行して制作が進められた図録には、会期中に撮影された展示風景を数多く収録。同時に主任研究員による論考、批評家・研究者によるエッセイ、アーティストによるステートメントも併録されています。