Otto Neurath：Modern Man in the Making（復刻版）
160ページ、100図版、ハードカバー　英語
税込価格：11,800円

現在ではピクトグラムの生みの親として知られるオーストリア人経済学者、オットー・ノイラートの著書『Modern Man in the Making（現代人の形成ー自分の住む世界を理解したい知的市民のための本）』1939年の原本からの復刻版。

ピクトグラムとは、絵文字や絵単語などと呼ばれることもあり、見た目でわかる案内用 の記号です。ノイラートがなしたのは、複雑な関係を視覚化する画期的な画像統計法の開発でした。ピクトグラムは今ではテレビのニュース解説や、インターネット上でのファクト・リソースとして広く用いられています。複雑な問題は多くの場合、多くの言葉で説明するよりも図を使って説明する方が簡単です。また、長い文章よりも深い印象を残すことが証明されています。

『Modern Man in the Making』は、1939年にアルフレッド・A・クノップフ社から出版されました。新しいマスメディアが台頭し、それまで考えられなかったような量の情報が手に入るようになった当時、ノイラートは事実や統計データ、比較数値などをシンプルな方法で説明する体系的な手法を開発しました。この本は、今日のインフォグラフィックスの先駆けとして最も影響力のある書籍と言えるでしょう。その項目には、人口統計、死亡率、健康、雇用、貿易、教育、移動、移住など、現在にも適用可能な多様な社会的な課題が含まれています。ノイラートの目標は、知識の民主化、ひいては民主主義そのものの強化に他なりませんでした。