安井仲治作品集／「生誕120年 安井仲治 ー 僕の大切な写真」展公式図録
352ページ、200モノクロ図版、ハードカバー
論考：安井中雄、中村史子、尾崎登志子、若山満大　他
資料編：文献再録／自作解説／年譜　他
価格：3,400円＋税

現在東京ステーションギャラリーで開催中（~4/14）の「安井仲治 僕の大切な写真」展の公式図録。日本の写真史に鮮烈な足跡を残し、森山大道や土門拳らその後の日本を代表する写真家に影響を与え、写真の可能性を切りひらいた安井仲治の仕事を現代によみがえらせるもの。その写真は38年という短い生涯の中で多彩な展開を見せています。本書は1920年代のピクトリアリズムに影響を受けた「芸術写真」から「新興写真」へ、さらには構成的な手法を取りながら、同時に即興性に満ちた路上におけるスナップショットへ至る過程など、独自の写真表現の地平を切り開いてゆく様を見ることができる一冊。