¥3,960
ディヴィッド・チッパーフィールド/鈴木理策:Inagawa Cemetery 猪名川霊園
96ページ、52カラー図版、ハードカバー 日/英
税込価格:3,960円
写真家・鈴木理策が1年をかけて撮影に通った兵庫・猪名川にある猪名川霊園の建築写真集。礼拝堂と休憩棟を手がけたのは、2023年にプリツカー賞を受賞した建築家デイヴィッド・チッパーフィールド。彼は霊園の設計にあたり、日本に通い施主と対話を重ねることで、宗教や人種を超えて分かち合うことのできる祈りの場を生み出した。50点以上に及ぶ建築写真とチッパーフィールドによるエッセイ、図面を併載。日英バイリンガル。
デイヴィッド・チッパーフィールド・アーキテクツ
1985年設立。彼らの公共と民間の両部門にわたる作品の設計プロセス、そしてその揺るぎないクオリティによって国際的な評価を得ている。多様な作品には、著名な文化施設、住宅、教育施設、商業施設、オフィス、都市計画等がある。そのアプローチの根底にあるのは、構築環境における社会的および環境的なサステイナビリティへの関心と、さらには生態系においていかなる役割を果たせるのかということである。主な作品に、ベルリンの新博物館、ソウルのアモーレパシフィック本社、ヴェネツィアの旧行政館の改修等がある。
鈴木理策
1963年和歌山県新宮市生まれ。1987年東京綜合写真専門学校研究科修了。1998年に地理的移動と時間的推移の可視化を主題にシークエンスで構成した初の写真集『KUMANO』を発表。翌年出版の『PILES OF TIME』により、第25回木村伊兵衛写真賞を受賞。主な個展に「冬と春」(PURPLE、2023、タカ・イシイギャラリー、2022)、「意識の流れ」(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、東京オペラシティアートギャラリー、田辺市立美術館、2015–16)、「熊野 雪桜」(東京都写真美術館、2007)。東京国立近代美術館、東京都写真美術館、サンフランシスコ現代美術館、ヒューストン美術館等に作品が収蔵されている。