¥9,570
The Artist in the Counterculture: Bruce Conner to Mike Kelley and Other Tales from the Edge
228ページ、142カラー/モノクロ図版、ハードカバー 英語
税込価格:9,570円
1960年代は、現代美術において特別な魅力を放っている。しかし、ほとんどの説明は、主にカリフォルニアで孵化したこの時代の若者文化が、この10年間に成人したアーティストに決定的な影響を与えたことを見逃している。彼らの代表的な模範であるブルース・コナーが回想しているように「私は1967年にヘイト・アシュベリーで誰もがやっていたことをすべてやった。ペヨーテを飲んだり、ストリートを歩いたりね」。コナーは、ティモシー・リアリーとともにメキシコの山中を歩き、サンフランシスコのロック・ボールルームからニュー・ハリウッドの成金趣味な空間まで、サイケデリック・ムーブメントのあらゆる側面に足跡を残しながら、それらの経験を鮮やかに芸術に注ぎ込んだ。本書『The Artist in the Counterculture』は1960年代から1980年代にかけてのカリフォルニアの対抗文化の影響下に現れたアートのクロニクル。登場人物はカトリックの活動家コリータ・ケントからブラック・パンサー、エモリー・ダグラス、エコロジーの証人ボニー・オラ・シャークまで。クリス・バーデンやロバート・スミッソンらのパフォーマンスやインスタレーションを実践する若手アーティストたちは、1970年代から80年代にかけて「反抗」のマインドセットを受け継いでいった。そして続く世代のマイク・ケリーやレイモンド・ペティボンたちは、キャリアの黎明期に目撃したカウンターカルチャー後期の開花に揺るぎなく忠実であり続けた。本書はカウンターカルチャーが現代美術に及ぼした永続的な影響についての、新たなかつ包括的な考察がなされた重要なマイルストーン。