¥8,800
Andy Warhol: The Alchemist of the Sixties
336ページ、200カラー図版、ハードカバー 英語/イタリア語
価格:8,000円+税
1962年にロスアンジェルスのフェルス・ギャラリーで「32個のキャンベル・スープ缶」を初めて公開して以来、アンディ・ウォーホル(1928-87)が、世界中の芸術と文化に与えた影響には計り知れないものがあります。1960年代初頭、ニューヨークで急成長したポップアート・シーンの中心として、ウォーホルはありふれた商品やその広告、つまり「ブロード・ウェイを歩いていれば誰でも一瞬でわかるようなイメージ」を描きました。ウォーホルによれば「コミック、ピクニックテーブル、男性のズボン、セレブリティ、シャワーカーテン、冷蔵庫、コーラのボトルなど、現代の素晴らしいものすべて」をアート作品として提示したのです。ウォーホルは、これらの「偉大な現代の物」をファクトリーとなどスタジオに持ち込み、写真とシルクスクリーンのプロセスを用いコピーして描くことで、錬金術師のように「芸術作品」へと変貌させ、それらはポップ・アートのアイコンとなりました。
本書『アンディ・ウォーホル:60年代の錬金術師』は、ウォーホルの作品が持つこの変革の力に焦点を当てています。「ジャッキー」や「マリリン」など、ウォーホルの最も有名なシリーズを含む140点以上の作品を紹介しています。同時にウォーホルが消費主義、神話化、音楽、1960年代のカウンター・カルチャーの革命に取り組んだことに焦点を当て、ポップアート界で最も有名な人物の創造世界を辿ります。