What I See: The Black Flag Photographs
Glen E. Friedman
256ページ、300カラー／モノクロ図版、ハードカバー　英語
価格：7,000円＋税

1994年に出版されたパンク、スケート、ヒップホップシーンの核心を捉えた写真集『Fuck You Heroes』で知られるグレン・E・フリードマンの新刊。ロサンゼルスの伝説的パンクバンド、ブラック・フラッグを追い続けた1980〜83年の写真を初めてまとめた一冊。
バンドを撮り始めたとき、まだ”カメラを持った子供”だったフリードマンは、”パンクロックの初期における反抗心、知性主義、創造性には見るべきものがあった "と序章で述べています。魚眼レンズによるモノクロとカラーの写真で、フリードマンはブラック・フラッグが1980年代前半を席捲していく姿をとらえています。また、バンドのラインナップの変化、最終的にはタトゥーと彫像のような意志を持った顔を見せるフロントマン、ヘンリー・ロリンズが誕生するプロセスも撮影されました。フリードマンが撮影した演奏中のバンドの写真の多くには熱狂的な観客が写っており、初期のパンクが社会運動であったということを彷彿とさせます。『What I See』は、ルールを疑い、誠実に生きようとするアーティストの代弁者としてのバンドを極めて至近距離で記録しています。またレイモンド・ペティボンらのアーティストによる、バンド創成期からのフライヤーやアートワークを13ページにわたって収録しています。