¥2,640
マイク・ケリー+トニー・アウズラー:ポエティクス・プロジェクト
84ページ、46カラー/モノクロ図版、ペーパーバック/カードボード装丁 日本語
価格:2,400円+税
1997年夏にドイツ・カッセルで開催された第10回ドクメンタで発表されたトニー・アウズラーとマイク・ケリーのコラボレーション作品「The Poetics Project1977-1997」を、同年の秋にワタリウム美術館に巡回させた「Mike Kelly & Tony Oursler: Poetics Project」に併せて発行されたカタログ。
同作品は、ペイントされたパネル、投影されたビデオ、彫刻、音楽、ドローイングなどを組み合わせた複合的形態をもつプロジェクト。1970年代半ばから80年代半ばにかけて、ファインアートの戦略がポピュラーカルチャーや音楽とクロスオーバーすることに対するマイク・ケリーとアウズラーの個人的な興味を出発点としています。またケリーとアウズラーによって1977年に結成された同名のバンド「The Poetics」は、70年代にCAL ARTSでふたりが出会った多くの若いアーティストが参加した共同グループとして1983年まで活動を続けました。1996年、ケリーとアウスラーは、この時期のオーディオ作品をまとめたドキュメントを発表することにします。その結果『The Poetics』という3枚組のCDが完成。それに伴いドクメンタXでは、このコラボレーションをさらに発展させるためにアーティストたちが招かれました。このインスタレーションでは、様々なアーティスト/ミュージシャン、領域横断的な人物、批評家などへの実際のドキュメンタリー・インタビューが含まれています。
カタログにはマイクケリーによる「ポエティクス・プロジェクト」のための宣言文、1970年代のCAL ARTSやその周辺のアーティストや音楽家についての奇妙なエッセイ、ドローイングや殴り書きのメモを含む資料図版が収録されています。