Charas: The Improbable Dome Builders
240ページ、150モノクロ図版、ソフトカバー　英語
価格：4,000円＋税

1970年、マンハッタンのローワー・イーストサイドにある空家のロフトで、建築家兼発明者であるR. バックミンスター・フラーと、自分たちを「CHARAS」と名乗る6人の元ギャング・メンバーとの会談が行われました。その会談の後「CHARAS」の面々はフラーとの邂逅で得たアイデア（＝フラー・ドームの建設）を実行することにしました。彼らはコミュニティの自律性を育み、公共空間を取り戻し、自分たちの生活に新たな目的意識を与えるプロジェクトとしてアイデアを実行することにしました。さっそく、驚くべきスピードで立体幾何学、球面三角法、ドーム構築の原理を徹底的に研究した後、マンハッタン橋の陰にある空き地にセルフビルドのフラー・ドームを建設しました。73年に最初に発行された本書『Charas：The Improbable Dome Builders』は、彼ら「CHARAS」とそのコミュニティのドキュメントです。ドームの建設過程で生じた様々な出来事（資金調達、偶発的なトラブル、麻薬中毒者、刑務所での奉仕）についてのテキストに加え、この改訂版には彼らのメンターとしてプロジェクトに深く関与したMichael Ben-Eliへの新たなインタビューも含まれています。序文：R. バックミンスター・フラー