¥8,250 ($52.14)
Yoko Ono: INSOUND AND INSTRUCTURE
240ページ、180カラー+モノクロ図版、ソフトカバー 英語
税込価格:8,250円
スペインの「カスティーリャ・イ・レオン現代美術 (MUSAC)」で開催された展覧会に伴い刊行された、オノ・ヨーコの作品集。同展は1960年代から現在に至るまでのオノの芸術的歩みをたどり、パフォーマンス、インスタレーション、実験映画、コンセプチュアル・アートの分野における、最も重要な貢献の一部をあらためて見つめ直す貴重な機会となりました。展覧会への出品作は、想像力、思考、プロセス、参加、そして人と人とのつながりを基盤とし、その実践の全体を貫く芸術哲学が映し出されたものが中心となり、作品では多様なメディウムが様々なかたちで組み合わされ、芸術がなりうるものの境界を押し広げるとともに、展覧会や美術館という概念そのものを問い直す契機を見るのもに与えました。
本展のタイトル「INSOUND AND INSTRUCTURE」は、1964年7月20日に京都の「山一ホール」で開催された「現代アメリカ前衛音楽演奏会」に由来しています。この2つの用語(作者による造語と思われる)は、サウンド(音)とインサウンド(非・音)、ストラクチャー(構造)とインストラクチャー(非・構造)を自身の芸術実践に取り入れる作者のあり方を映し出しています。同時に“INSTRUCTURE“は“INSTRUCTION(指示・説明)“を容易に想起させ、作者の作品の多くは、まさにそのインストラクションを出発点としていることにも繋がります。
本書は、鑑賞者が作品を想像し、体験し、実行し、あるいは完成させるよう促す指示書であり、素材よりもむしろアイデアこそが本質をなすという、オノ・ヨーコの芸術の核心に迫る一冊です。