¥12,000
JAMES LEE BYARS
272ページ、120カラー+モノクロ図版、ソフトカバー 英語
税込価格:12,000円
ジェームズ・リー・バイヤース(1932年ミシガン州デトロイト生まれ – 1997年カイロ没)は、1960年代から現代に至る最も広く認知されたアメリカ人アーティストの一人であり、コンセプチュアル・アートとパフォーマンス・アートの分野において多くのアーティストに影響を与えた。
バイヤースは生涯を通じて日本文化に魅了され、その芸術実践に深い影響を見ることができる。作品全体にわたり、東洋の伝統や文明に由来するモチーフや象徴を、西洋美術と哲学への深い知見と融合させ、現実とその物理的・精神的実体に対する独自の個人的視座を提示した。
本書は2023〜24年に開催されたイタリア、ミラノのピレリ・ハンガービコッカでのジェームズ・リー・バイヤース回顧展の図録。1974年から1997年に制作された大規模作品を含む主要な作品を網羅。大理石、ベルベット、絹、金箔、クリスタルといった貴重で洗練された素材が、プリズム、球体、柱、バロック様式のオブジェといったミニマルで原初的な幾何学形態と調和的に組み合わされ、形式と内容の間の象徴的・審美的相互参照が展開される。同展では国際的な美術館所蔵作品から、これまでほとんど公開されたことのない作品までが展示された。物質の持つ複数の寓意的・形式的意味から出発し、完全性への探求、存在への接近としての疑念、人間の有限性といった作家実践を貫くテーマに焦点を当て、バイヤースの芸術の錬金術的潜在力を見ることができる一冊。