¥2,420
横尾忠則:タマ、帰っておいで
154ページ、91カラー図版、仮フランス装
税込価格:2,420円
猫という存在について横尾忠則は「アーティストのミューズであり、美の化身であり、アーティスト自身でもあり、アーティストが本来備えていなければならない性格をすべて持っている」と述べています。この作品集に収められた絵画の主題である横尾家の「タマ」は、あるときから野良猫として横尾家の裏庭に居着くようになり、以来15年間にわたって同じ屋根の下で暮らしをともにしました。「人間臭いし、情がある猫だった」と横尾が述懐するタマは、2014年にこの世を去りましたが、以来アーティストは5年以上にわたってタマの絵を描き続けました。本書には91点のタマの絵に加え、その折々に書かれた本人による多くの文章も収録されています。
「この絵はアートではない。猫への愛を描いた」―横尾忠則ー