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2024/12/22 12:19

ライトシード・ギャラリー5年目企画
オン・サンデーズのBEST NEW ART 2024/25 
12月20日(金)〜1月31日(金) 

息継ぎ “mid2A”  2022-2024, watercolor, pastel and pencil on Paper


ワタリウム美術館のオン・サンデーズは1990年の同館オープンに伴いミュージアムショップとしてリスタートし、地下書店では日本の若い作家たちとの展覧会やイベントなどを開催してきました。コロナ禍の始まった2020年の11月にはライトシード・ギャラリーを開設。展示に特化したスペースを拡張し、独自性を追求したアートのプレゼンテーション活動を続けています。
今回は、ギャラリーの開設5年目を迎えるこのスペースでこれまでに展示したアーティストたちによる展覧会を開催します。 ただの振り返りではなく、まだ見たことのない未来に向かって現在も歩みを進めるアーティストたちの、この数年間の経験を滲ませた逞しい背中をご覧いただけると思います。

<参加作家> 

BIEN

Bien “UNTITLED” Drawing 2024

1993年生まれ。ストリートカルチャーやアニメーション・フィギュアなどのキャラクターから影響を受けており、これらの文化の持つ様々な表現様式を受け継いだ抽象絵画制作やインスタレーションを展開。オブジェクトのアウトラインから見出された形象をもとに制作される絵画やドローイングなどを通して、記号的な意味の解体と再構築を試みる。また近年ではハンディスキャナーを使ったアートプロジェクト「SCAN THE WORLD」を展開するなどその表現領域を拡張している。


Biko

Biko “I Wanna Know what’s Happning 2024, Collage on wood panel

2020年前後から「グラフィティやストリートアートに精通しているティーンエイジャーたちがいる」と、東京のストリートシーンで話題となっていたアートクルーのメンバーでもあるBikoは今回オン・サンデーズに初登場。バリー・マッギーやサイドコアなど世界中のアーティスト達との交流から腕を磨き、多様性とプリミティブなスタイルの絵画/コラージュ作品、世界各地で起きているリアルなシチュエーションに向けたメッセージやアクションなどを通じて自身の作品を発展させている。


Kenny

Kennt “Destroy Now” 2024, Acrylic on wood panel

KENNYは2005年生まれ。10代の前半から同世代の仲間たちと共に創作・表現活動を開始。東京を拠点に、グラフィティ文化やスケートボードにインスパイアされたドゥ・イット・ユアセルフな姿勢をもとにした絵画、陶芸、彫刻、プリントメイキング、映像、コラージュ、インスタレーション、ソーシャルアートなど多様な表現ツールを用いて作品を制作している。社会に対するストレートな視線のもとに、教育、人権、文化の多様性を取り巻く問題を発信し続けている。


息継ぎ

息継ぎ "ゆだねてもよいと想う” Oil, pastel and color pencil on canvas

2001年生まれ。キャラクターを描きながら多様なマチエールとアウトプットを持つ重層(奏)的な絵画を制作し注目を集める。敢えて「美術」に「キャラクター」を持ち込むのではなく、ごく自然に表現の語彙としてそれは選択され定着している。広義の意味でのキャラクターコンテンツの世界に浸りそれを血肉としつつ、同時に美術界の先行世代の形式や思考を学び引き継いでいる。まさに今現在、自らの進むべき道を模索しつつ絶え間ない創作活動を続けている。


名もなき実昌

名もなき実昌 “無題(光/ネオン)2024, Acrylic on canvas

1994年福岡県生まれ。2015年より主にX(旧Twitter)上でアカウント(@sanemasa5x)の下に活動を開始。ネット上に偏在する画像やアニメキャラクターなどへの関心と、タッチパネルやSNSなどのテクノロジーを自在に運用した作品を制作。ネットで収集したイメージを組み合わせ制作と検索がリアルタイムに実行される作品は、制作という行為やそれに至るまでの過程を含め、インターネット時代の風景画として提示される。近年はインスタレーションや彫刻、映像作品など多様な作品を制作・発表。

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