2024/01/26 12:56
2024年4月2日(火)〜 5月6日(日)
オン・サンデーズ&ライトシード・ギャラリー
2023年の国立博物館での「横尾忠則 寒山百得」展では、画家としてこれまでで最大級の102点にも及ぶ新作絵画を発表し、その創造的エネルギーの凄まじさを見せてくれた横尾忠則。70年に及ぶ作家活動の中でも特筆すべき仕事の一つがシルクスクリーンを用いた版画作品の制作である。
1950年代からグラフィック・デザイナーとして活躍し、1969年のパリ青年ビエンナーレでの版画部門で大賞を受賞、72年にはMoMAでの個展が開催されるなどその才能は世界中の注目を集めた。この時期、横尾は寺山修司、細江英公、土方巽など同時代の日本の先鋭的な表現者たちとのコラボレーションを積極的に行い、日本的前衛のフロントラインに立っていた。他方、アンディ・ウォーホルを筆頭にアメリから現れた「ポップアート」の動向に共鳴するかのような、高度消費社会の時代精神を表現する存在感も突出したものと見做されていた。この時期に制作されたシルクスクリーン作品はMoMAをはじめ香港のM+など世界各国の名だたる美術館にコレクションされている。
春本・浮世絵うつし 2007
エディション:120(裏面に細江英公、横尾忠則サイン)
税込価格:440,000円
舞踏家 土方巽のふるさと秋田にあった舞踏発祥のアスベスト館が閉鎖されることになり、細江が挽歌として撮りおろした作品。
土方巽の夫人であった元藤燁子、大野一雄の長男の大野慶人、玉野黄市らが出演し、江戸の爛熟した文化と、現代の舞踏家の肉体との融合を試みた作品。画面上部には喜多川歌麿の春画を横尾がデザイン。
税込価格:440,000円
舞踏家 土方巽のふるさと秋田にあった舞踏発祥のアスベスト館が閉鎖されることになり、細江が挽歌として撮りおろした作品。
土方巽の夫人であった元藤燁子、大野一雄の長男の大野慶人、玉野黄市らが出演し、江戸の爛熟した文化と、現代の舞踏家の肉体との融合を試みた作品。画面上部には喜多川歌麿の春画を横尾がデザイン。
NFC 1997
エディション:200(内50部に横尾忠則サイン)
税込価格:550,000円
第二次世界大戦後、世界的に広まったドイツ人教育者のルドルフ・シュタイナーの教育理念を元とした「教育の芸術性を追求する会」より注文を受け制作。
画面中央には整列した戦中の子供達。周りには、制作した当時1997年頃流行していたルーズソックスの女子高生。少年たちのバットの上にはR・シュタイナー。
エディション:200(内50部に横尾忠則サイン)
税込価格:550,000円
第二次世界大戦後、世界的に広まったドイツ人教育者のルドルフ・シュタイナーの教育理念を元とした「教育の芸術性を追求する会」より注文を受け制作。
画面中央には整列した戦中の子供達。周りには、制作した当時1997年頃流行していたルーズソックスの女子高生。少年たちのバットの上にはR・シュタイナー。
富士ターザン 1997
エディション:200(内50部に横尾忠則サイン)
税込価格:600,000円
吉祥ポスターシリーズとして、名古屋の熱帯魚屋さんの注文で1997年に制作された。画面中央には横尾お気に入りのアロハシャツの文様を新しく描きおこし、周囲にはアジアアロワナや昆虫類を配した。なぜ Fuji Tarzan がでてくるのかは謎・・・
エディション:200(内50部に横尾忠則サイン)
税込価格:600,000円
吉祥ポスターシリーズとして、名古屋の熱帯魚屋さんの注文で1997年に制作された。画面中央には横尾お気に入りのアロハシャツの文様を新しく描きおこし、周囲にはアジアアロワナや昆虫類を配した。なぜ Fuji Tarzan がでてくるのかは謎・・・
土方巽と日本人 1968ー2007年、90部制作(裏面に細江英公、横尾忠則サイン)
税込価格:700,000円
胡蝶の舞 2007年、120部制作(裏面に細江英公、横尾忠則サイン)
税込価格:440,000円
写真は土方巽と同じ時代に日本を代表する舞踏家大野一雄と息子の大野慶人。写真家細江英公がこの写真を撮影したのは、大野一雄96歳の時。一見単純なモノトーンに見える画面だが、微妙に色調を変え、トータル50版の重厚な版画作品となっている。
LaChapplle Land A(上)& B(下) 1996年、250部制作/内100部にサイン
税込価格:各550,000円
1996年。アメリカの写真家デビッド・ラチャペルより自身の写真集装丁と、同ポスターをと横尾忠則に依頼があり、岡部版画工房にてシルクスクリーン制作。作品「A」がドリュー・バリモアのいる表紙。「B」がアンディー・ウォホールのいる裏表紙。N.Y.の RADIO CITY 前で同作品を数十メートルに拡大した横断幕をビルに展示し話題になった。N.Y. ADC賞金賞受賞作