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2023/05/21 18:57

RICH JACOBS: After Portrayal and Such

©︎ RICH JACOBS "Barry McGee" from After Portrayal and Such series 2023, Pencil on Paper


2023年5月21日(日)〜6月11日(日)
ライトシード・ギャラリー(ワタリウム美術館B1)

ライトシード・ギャラリーでは、自身もアーティストとして活動しながら、グラフィティやアンダーグラウンド・コミック、パンク/ノイズ音楽に精通するニューヨーク(アンダーグラウンド)アートシーンのキーパーソン、リッチ・ジェイコブスが友人・知人・影響を受けた人々を描いたポートレイト作品を展示いたします。

2020年、新型コロナの感染が急速に拡大したニューヨークでリッチ・ジェイコブスは、世界的なパンデミックの「ロックダウン時代」、つまり誰もがアパートや家に閉じ込められるという新しい状況に飛び込んでいったときに複数の目的を達成するために、絵を描く練習をしてみることにしました。
その目的とは、1)アーティストにインスピレーションや影響を与えたり、その個人的な人生や領域を向上させた物事や人々に焦点を当てたかった。2)自分の思考と創造性を満たすようなことを毎日の日課として行いたかった。3)このようなプロジェクトに取り組む時間、能力、エネルギーがあるうちに、何か価値のあることをするために、自分の時間をある種のフォーマットにする必要があると感じた、からだと言います。その結果、半分リアルで半分は想像による肖像画のシリーズ『Portrayal and Such』が生まれました。
制作に用いるのはアーティストが長年愛用している「鉛筆」とその時手元にあった紙だけ。このシンプルである意味頑固な手法で描かれたポートレイトは、彼が描く対象のうちに見出した人間らしさや、彼らを好きになった理由をドローイングによって表すものとなりました。
今回はこの春にニューヨークの DASH WOOD BOOKSから出版されたポートレイトの作品集『After Portrayal and Such』に収められた128点の肖像画から、アーティストが選んだ17点を展示いたします。


<アーティストからのメッセージ>

このプロジェクトに協力してくれた「ダッシュウッド・ブックス」のマーサ、ミワ、デビッドに感謝しなければならない。ジェイソン・ポランが何年も前に紹介してくれた人たちです。この店は大好きだし、正直言って光栄に思っている。彼らの振る舞いは私に謙虚である事とはどういうことかを教えてくれます。

皆さんに愛を込めて。元気でいてください。そして、目撃者以上の存在であってください。真実を語ってください。創造的であれ。いわば、チクリと蹴ってみてください。常にオープンであれ。毎日、何か新しいことを考えるようにしましょう。新しい興味や趣味を持ちましょう。散歩に出かけて、あらゆるものをよく見てみましょう。それが助けになります。

そして最後に、よくスパイスの効いた食べ物を食べましょう。

Rich Jacobs


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