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2021/08/10 19:26

裏通りのアート解放区
SIDECOREキュレーション「地球、神宮前、空き地」展

8月2日から開催されている「水の波紋展2021」で公開されている、SIDECOREキュレーションによる広大な空き地を使用した「Earth, Jingu-mae, Vacant Lot」は、国立競技場からわずか500メートルという神宮前の一等地にぽっかりと存在する空き地を、多様な世代・国籍・バックボーンを持つ7組のアーティストに開放しています。
EVERYDAY HOLIDAY SQUAD《TIME GATE》(2021)EVERYDAY HOLIDAY SQUAD《TIME GATE》(2021)

黄色いコインパーキングの看板によって構成された立体作品を制作したEVERYDAY HOLIDAY SQUAD。国際的なストリートスケーターでありスケート・ビデオディレクターとして知られる森田貴宏は、真っ白なスケートランプを《Movement》(2021)として展示。アーティストユニット「鯰」(表良樹、藤村祥馬、森山泰地)による、遊具のように見えるものの具体的な使用方法が不明な彫刻作品。10代のグラフィティライター、アーティスト、スケーター、ミュージシャンのチーム「TOKYO ZOMBIE」による工事現場を模した展示空間、北九州のスケーター、彫り師、現代美術作家のBABU による絵画、旅行用のスーツケースを改造しプランターに仕立て上げた石毛健太による「Alien Carrier」は展覧会会場以外に街中に散在など、複数アーティストによる作品が並列に存在することで、ひとつの巨大なインスタレーションを構成して話題になっています。
手前より:鯰《Paradice》(2021)、右奥から:石毛健太《Alien Carrier》(2021)、BABU:《from ground》(2021)

ライトシード・ギャラリーではこの展示に同期して、出品各アーティストの絵画、写真、オブジェ、映像など多様なメディアで展開される作品と、各アーティストのバックグラウンドをうかがうことのできる資料によるサテライト展示をおこないます。展示作品およびアーティストによるZINEや書籍、記念グッズも販売しています。屋外会場で真夏の熱気にヒートアップした後は、美術館地下のギャラリーでチルするのも良いのではないでしょうか
ライトシード・ギャラリーでの展示風景 
手前より:TOKYO ZOMBIE、BABU、森田貴宏、EHS、石毛健太
左奥から:TOKYO ZOMBIE、鯰

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