¥2,420
飯沢耕太郎詩集「トリロジー 冬/夏/春」
A5判変型、158ページ、上製本
税込価格:2,420円
写真評論家として多くの著作を持つ飯沢耕太郎の、『茸日記』『完璧な小さな恋人』に続く第3詩集。
タイトルの通り、3つの詩群で構成される。第1部「冬/ウクライナのきのこ採り」は、ロシアのウクライナ侵攻やコロナ禍が背景にある詩、写真、絵画、音楽などからインスピレーションを得た詩が集められた。第2部「夏/旅の断片」は、東アフリカなど世界を旅した際の詩。第3部の連作「春/アザラシたち」は、2023年春のひと月あまり、アザラシたちの幽霊に取り憑かれたようにして生まれた12編のアザラシの詩から成る。装丁に使われたアザラシの図像は、1839年スコットランド・エディンバラで刊行された動物図鑑の手彩色銅版画。
飯沢耕太郎(いいざわこうたろう)
写真評論家、詩人。1954年、宮城県生まれ。1984年、筑波大学大院芸術学研究科博士課程修了。『写真美術館へようこそ』(講談社現代新書、1996年、サントリー学芸賞受賞)ほか著書多数。詩集に『茸日記』(三月兎社、1996年)、『完璧な小さな恋人』(ふげん社、2022年)。ほか詩とドローイング『アフリカのおくりもの』(福音館書店、2001年)、小説とエッセイ『石都奇譚集』(サウダージ・ブックス、発売=港の人、2010年)、俳句とドローイング『月読み』(三月兎社、2018年)などがある。
<展覧会>
詩集『トリロジー 冬/夏/春』刊行記念展
飯沢耕太郎「ことばとイメージ」
会場:オン・サンデーズ&ライトシード・ギャラリー(ワタリウム美術館B1)
会期:2024年4月15日(月)〜 5月6日(月)
11:00~20:00 会期中無休