Joan Jonas: next move in a mirror world
176ページ、88カラー＋モノクロ図版、ハードカバー　英語
税込価格：9,900円

パフォーマンスとビデオアートを融合させた新しいアートの表現形式を創始し、1960年代アヴァンギャルドの遺産をポストモダン芸術の枠組みへ発展的に継承して後続世代へ多大な影響を与えてきたアメリカのアーティスト、ジョーン・ジョナスのパフォーマンスとインスタレーションを紹介する新刊。ジョナスのノートからのドローイングやスケッチのセレクション、コロナウイルスによる閉鎖中に描かれた未発表のドローイング、数多くの写真を収録。本書では、ジョナスの作品群を、ジェンダー／存在／他者性、ランドスケープとエコロジーの政治学、メディアの特異性と非特異性の新しい概念、という3つのテーマで捉えている。いずれも、1970年代初頭から今日に至るまでのジョナスのパフォーマンス、彫刻、ドローイング、インスタレーションの豊かな語彙を扱う枠組みとして機能してきた主題である。また本書で謝辞が捧げられたダグラス・クリンプとの最後の対話を収録。
ジョーン・ジョナス（1936年生まれ）はニューヨーク生まれで、UCLA芸術学部、ドイツのシュトゥットガルト、マサチューセッツ工科大学で教鞭をとり、現在は名誉教授。ギリシャ、モロッコ、インド、ドイツ、オランダ、アイスランド、ポーランド、日本、イタリア、ハンガリー、アイルランドに在住。