¥5,280
シュタイナーの黒板絵(ワタリウム美術館展覧会公式図録)
160ページ、400カラー+モノクロ図版、ソフトカバー 日本語
価格:4,800円+税
カンディンスキーやヨーゼフ・ボイスなど近代・現代の芸術家たちに大きな影響を与え、同時に「シュタイナー教育」や「人智学」の始祖としても知られるルドルフ・シュタイナー。シュタイナーは講義の際に聴講者に図示するために、黒板にチョークを用いて、色彩豊かで神秘的なドローイングを残していました。多くのドローイングはその美しさに魅せられた弟子達によって保存され、今もドルナッハのシュタイナー財団で大切に保管されています。この黒板絵が世に知られるようになったのは、1994年のヴェネチア・ビエンナーレの特別展示以降のことです。以来、実に30年近くも世界各国を巡回し、現在では20世紀の芸術に多大な影響を与えたとして、抽象画ではパウル・クレーにも匹敵する芸術性を評価されるほどになっています。本書は、現在もさまざまな分野に残るシュタイナー思想への理解を深めるための最適な入門書です。2013年にヴェネチア・ヴェンナーレで発表された本邦初公開の黒板絵約100点を収録。またシュタイナー遺産管理協会所長のヴァルター・クーグラーによる作品解題を中心に、高橋巌、上松佑二、坂口恭平によるエッセイ・漫画を収録しその思想と実践を解説しています。