¥11,000
Hilma af Klint: Parsifal and the Atom 1916–1917(Catalogue Raisonné Volume IV)
196ージ、212カラー図版、ハードカバー/クロス装 英語
税込価格:11,000円
スェーデンの女性画家ヒルマ・アフ・クリントのカタログ・レゾネの第4巻となる本書では、代表作『Paintings for the Temple(神殿のための絵画)』を完成させた後のアフ・クリントの大作「パルジファル」と「アトム」を紹介しています。このシリーズを制作したとき、作家は以前と同様に霊的体験に導かれていると主張していましたが、同時に孤立した感覚も覚えていたようです。「パルジファル」シリーズはアーサー王伝説に着想を得ており、一般的には内なる球体やさまざまな意識の平面を探求していると解釈される作品です。一方「アトム」シリーズは宇宙の「精神」構造を研究したものと考えられています。アフ・クリントの「アトム」という概念への理解は、すべての物質の中には眠っている精神が含まれているという神智学や人智学の考えに基づいています。この2つのシリーズは、アーティストが自分の初期の透視体験を理解しようとする試みでした。