¥10,900
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JR: La Caverne du Pont Neuf
240ページ、300カラー図版、ソフトカバー 英/仏語
サイズ: 25.0 x 34.5 cm
税込価格:10,900円
7月上旬入荷予定/予約中
現在パリ市のポン・ヌフ橋で公開されている、JRによる記念碑的なインスタレーション『La Caverne du Pont Neuf(ラ・カヴェルヌ・デュ・ポン・ヌフ=ポン・ヌフの洞窟)』の構想と制作の軌跡をたどる作品集。
クリストとジャンヌ=クロードによる『梱包されたポンヌフ(1985年)』の40周年を記念し、彼らへのオマージュとして構想されたこのプロジェクトは、6月6日から28日までの22日間/24時間公開され、多くのパリジャン、パリジェンヌのみならず世界中からの観客たちで賑わっています。この作品は、パリ市最古という歴史ある橋を巨大な岩の洞窟として再構築したものです。全てのパリ市民、世界中から訪れる観光客に向けて共有され、民主的な体験としてのパブリックアートに対するJRの探求をさらに深化させています。
1ヶ月に満たない期間の中でしか見ることのできない、はかない存在である「ラ・カヴェルヌ・デュ・ポン・ヌフ」は、やがて消え去る運命にあります。
本書は準備段階のスケッチ、コラージュ、インスタレーション写真、そして制作の舞台裏を捉えた記録を通じて、このランドマークが、いかにして不思議な地質学的ファンタジーへと変貌を遂げたかを明らかにしています。洞窟やトロンプ・ルイユ、建築的錯視を題材とした初期の作品も収録されており、この最新の試みを、注目を集め続けてきたJRのキャリアの中に位置づけ、JRの作品の核心にある「芸術は日常を中断させ、集合的記憶を再構築し、私たちの世界の見方を一瞬変えることができる」という理念を捉えた一冊となっています。
また巻頭に収録されたハンス・ウルリッヒ・オブリストによるJRへのインタビューでは、芸術における自由、野心、そして従来のスポンサーシップや管理の枠組みの外で大規模なパブリック・アートを実現することの難しさについてリアルな対話によって掘り下げられています。
アーティスト・プロフィール
フランス人アーティストのJRは、2000年代以降、街をゆく人々に疑問を抱かせ、自らの認識と向き合うきっかけを与える、壮大なパブリックアート・プロジェクトを手がけてきました。
パリ郊外の若者に対する固定観念に挑んだ初期作品『Portrait of a Generation』(2004-06)をきっかけに、その活動は国際的広がりを見せていきます。分離壁の両側にイスラエル人とパレスチナ人の顔を貼り付ける作品(2007年)、ケニアのキベラにある電車車両に女性の目を描く作品(2009年)、あるいは米国とメキシコの国境のフェンス越しに顔をのぞかせる巨大な幼児の作品(2017年)など、JRの現実を超えた巨大なインスタレーションは、一般の人々の物語を際立たせ、対話を促しています。
著者プロフィール
ハンス・ウルリッヒ・オブリストは、現在ロンドンのサーペンタイン・ギャラリーの芸術監督を務めています。以前は、パリ市立近代美術館のキュレーターを務めていました。1991年の初の企画展『World Soup (The Kitchen Show)』以来、300以上の展覧会を企画し、芸術、建築、文化に関する数多くの著作を発表しています。またインタビュアーとして美術、建築、音楽などジャンルを超えた対話を続け、それらを出版しています。2011年、CCSバード賞(キュレーション部門)を受賞。