¥12,540
Hilma af Klint: What Stands Behind the Flowers
272ページ、160カラー図版、ハードカバー 英語
22.8 X 26.6cm
税込価格:12,540円
母国スウェーデンの植物や自然と、アーティストの精神性の深い関わりを示すヒルマ・アフ・クリントの精密に描写された植物画のシリーズを初めて紹介する一冊。
1919年と1920年の春と夏を通じてヒルマ・アフ・クリントは、森や野原の探索に没頭し、そこで見つけた花を描き、自然を集中的に観察しました。結果として得られた46枚のシートは、ニューヨーク近代美術館が収蔵するネイチャースタディーズポートフォリオを構成しています。鉛筆と水彩絵具で、アフ・クリントは花と謎めいた図を並置して描きました。例えば花咲くひまわりは入れ子状の円で増幅され スズランはカラフルなチェッカーボードと結びつけられています。 これら2つのモード(写実的および抽象的)は、自然を注意深く観察すると「花の背後にあるもの」が明らかになるというアーティストの信念を示しています。
本書はこの珍しいポートフォリオの最初の公開展(ニューヨーク近代美術館)に併せて出版されたカタログです。未公開作品の図版と同じく未発表のアーティスト自身の著述を収録しています。また担当学芸員のJodi Hauptmanによるエッセイ、 Ewa Lajer-Burcharth、Laura Neufeld、Lena Struweによる論考は、これらの作品の背後にあるイメージ、物質性、植物学への知識を解き明かしてくれます。